年に1回程度という希な頻度ではあるが、路上にバナナの皮が落下しているのに遭遇することがある。
歩行中にバナナを食べ、あまつさえその皮をポイ捨てしたのであろうか。 年に1回程度そのような行為がナニモノカによってなされているということなのだろうか。 そんなことはどうでも良いが、万が一気づかずに踏んでしまったら、滑って転んで大変なことになる・・・その現象の認知度は本邦に於いては100%に近いものがあると思う。 しかし、本当にバナナの皮を踏むと滑りこけるのであろうか。 バナナを食べた後の皮の形状は想像できると思うが、路上に落下しているバナナの皮がこの状態のままであったと仮定しよう。 これを靴底で踏みつけた場合、上から、靴底-黄色い部分を上にしたバナナの皮-黄色の部分を下にしたバナナの皮-アスファルトという順の階層構造となっている。 この構造の中で最も摩擦抵抗が少なそうなのはバナナの皮の内側部分同士が接している面だろうことは想像に難くない。 バナナの皮の内側には油脂が含まれており潤滑効果があるが、その面同士が接していればさらに潤滑効果ががより促進されると考えられるからである。 実はこの状態の摩擦係数を測定し、その平均値が0.28であったという実験報告がある。 詳細は不明であるが、バナナの皮を2枚重ね、おもりを乗せてバネばかりで測るというような実験系だったに違いない。 しかし、実際の路上でバナナの皮を踏むという場合、実験系とは違い、もっとダイナミックな系となるような気がする。 バナナの皮に実際に人間の体重をかけた場合、たぶん皮の組織は潰れ、ぬるぬるの流体のような挙動をみせるのではないかと思う。 つまり、バナナの皮は靴の下で、圧力をかけられた瞬間に液状化し、水の上に乗ったように摩擦が急激に低下するのではないか。 氷の上を歩くとき、圧力で靴の下の氷が溶けて水の膜ができ、滑りやすいのと同様の原理だ。 さらに今まで歩いていたアスファルトの摩擦係数のギャップに人間の反射神経がついて行けず、転倒するという理論ではないだろうか。 とするとバナナの皮はどのような向きで落下していても「滑る」が、何枚も重なっていた方がより「滑る」ということになりそうだ。 #
by yabureisha
| 2007-06-12 10:19
こんな暑い日は風呂上がりのビールは欠かせませんよねえ。
でもたまにはスプリッツァーなんて如何でしょう。 押し入れの片隅に去年のお歳暮でもらって飲んでない白ワインないですか? 甘口でも辛口でも安物で結構。 ロゼでも綺麗だ。 何、ある? じゃ、後でさっそく炭酸水(ソーダ)買って来ましょう。 でかいジョッキ(上品な方はシャンパングラスね)にクラッシュアイスでも冷蔵庫の氷でもいいのでぶち込んで白ワインとソーダを6:4〜5:5。 お好みでレモンスライスなど。 ガシガシに冷えたスプリッツァーは今日のような日の風呂上がりのために存在するのだ。 豪快に飲み干そう。 ね、早く飲みたくなったでしょ? 肝臓はこうして日々鍛えられていくのだよ、諸君。 #
by yabureisha
| 2007-06-07 15:36
「水からの伝言」って知っているだろうか。
「ありがとう」という字を書いた紙を貼ったビーカーに入れた水で作った氷の結晶は綺麗な形をしているが、「ばかやろう」っていう紙を貼った方で作ったのは形が汚い。。 実は先日娘の授業参観に行ったとき、授業でそういった話をしていたので驚いた。 毒ヒヨコの学校は比較的教育熱心な小学校なんだが、まさかそこの先生までこのような偽科学を信じているとは思わなかった。 水には目もなければ心もない。 言葉は発する人の感情で良い言葉にもなれば悪い意味にもなる。 人が見て綺麗汚いという基準で何かを判断してよいのか。 教育の現場で良い言葉、悪い言葉といった道徳を教えるのは悪いことではないが、その根拠として明らかに間違った、一見科学的にみえるようなコトを示すのは、どう考えてもおかしい。 これに限らず、マイナスイオン水や波動水、活性水素水やクラスターの小さい水などの水に係わる商品は科学的根拠のまるで無い偽科学商品であることをおわすれなく。 UFOだって怪談話だって大好きで、科学万能主義というような頑なな人間ではないが、少なくとも実験再現性があり、信じるに足る根拠や論文が示されなければ、到底鵜呑みにする勇気はない。 #
by yabureisha
| 2007-06-07 15:34
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by yabureisha
| 2007-05-31 16:25
調査捕鯨ならぬ調査角打ちに同行した。
今回は戸畑駅裏地区。 映画「プルコギ」の舞台でもあるこの地区はかつては駅裏ではなく、洞海湾に向く駅の正面側であった。 また八幡製鉄所などの工場も間近で3交代の職工さんや港湾労働者が朝の7時から引きも切らず角打ち(酒屋での立ち飲み)に通い、賑わった歴史ある地区である。 ひっそりとしたこの街並みの中、かつての歴史に彩られた数々の酒屋がいまだ連綿と角打ち営業を続けている。 今では工員さんたちも車通勤だし、朝っぱらから飲むという豪快な人も少なくなったのであろうけれど、毎日のいっぱいの冷や酒を楽しみに通う客のためだけに開けているという店もある。 「角打ち」とはこんな下町の人情を感じつつ、けして上品ではなく、しかし粋にさらっと飲んで帰る酒のスタイルである。 人生なんて間違っても語ってはいけないし、長居は不粋である。 まずはいつもの田中酒店で乾杯したあとは高田酒店、大橋屋、はらぐち酒店の3軒ハシゴ。 合計4軒でそれぞれ冷や酒など立ち飲む。 歩いてハシゴの身にコップ酒は効く。 肴はおおむね乾き物、缶詰。店によっては冷や奴や手羽先、揚げ物なども供される。 一軒あたりの平均滞在時間は30分。 平均予算は500円程度。 なにしろ北九州地区600軒の酒屋を全て網羅調査しなければならんのでオオゴトだ。 最後の〆は古いバーでマティーニ(この日初めて座って飲んだ)。 80歳くらいのバーテンダーはきちっとボウタイに白の制服。 so cool. ということで、おりこうさんに日付変更前に帰還。 #
by yabureisha
| 2007-05-26 16:01
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